「私たち家族が病気の妻と一緒に過ごす時間を作るために、訪問看護がサポートしてくれました。」
「家族全員で出来る限りのことをすること」と
「家族の生活を犠牲にしないこと」の両立を目指すご主人の声です。
対象者とそのご家族の基本情報
対象者 | 奥様、70代 | 同居の ご家族 |
ご主人、70代 |
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対象者の 状態 |
脳腫瘍術後 | ご家族の 状況 |
奥様の介護に全力を尽くしたい。 一方で、家族に過度な負担がかからないようにしたい。 |
妻は病気になっても、入院を望まず、自宅で家族に囲まれながら快適に過ごしたいと言いました。
私はこれまで仕事一筋で家庭を顧みることがなかったのですが、妻が病気になったときから、これからは妻のことに全力を尽くしたいと考えるようになりました。
しかし、私は急に仕事を辞めることができず、息子や娘達もそれぞれに家庭のこともあったので、家族に過度な負担がかからないように、医療行為や介護は自費の訪問看護にお任せすることにしました。
昼間、妻が一人になることがないように看護師さんに付き添ってもらいました。 その代わり、私たち家族は休日や朝・夕の僅かな時間でも、できる限り妻と過ごすことを心がけました。一緒に食事をしたり、公園に散歩に行ったり、孫達もよく会いに来てくれました。何気ない日常生活なのですが、妻はそのように最後まで過ごすことを望んでいましたから幸せだったのではないかと思います。 妻は亡くなりましたが、家族はできる限りのことをしてやれた、という思いを共有しています。
ご主人より
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