訪問介護について About Home Nursing

利用事例 (2ページ目)

  • 自費の訪問看護(プライベート看護サービス) の特徴
  • 実際のご利用事例
  • サービス利用者の声
  • サービス品質への取り組み
  • ご利用までの流れ
  • ご利用料金について
  • データで見る自費の看護
  • サービスラインアップ

第18回 いつまでも元気で独居を続けたい

 高齢になると心身ともに弱ってくるため、それまで独居の方もご家族と同居されたり、施設に入居されることが多いようです。自宅で転倒する、持病の状態が悪化する、あるいは入退院を機にといった事例はよく耳にします。ご家族としても、高齢の親を独居の状態にしておくのは心配なもの。同居ができなくても、何か手を打たなければと悩んでいるご家族はたくさんいます。
 本事例は90代の女性ですが、ご主人を亡くされて20年以上独居を続けておられます。ご家族はご近所にお住まいですが、ご家族との同居はご本人が強く拒否されています。家族の助けを借りずに一人で生活することが、ご本人の精神的な健康に大きく影響しているようです。
 もともと糖尿病が持病であったのですが、高齢になり、偏食の傾向が強くなったためか、血糖値が大きく変動することがご家族の心配の種になってきました。施設入居も断固拒否されているため、家政婦さんを入れて、食事だけでも栄養のバランスが取れたものをと考えられました。食事の心配は無くなったのですが、やはり高齢であることは変わりなく、身体状況はあまりよいとは言えない状態が続きました。主治医の意見を伺ったところ、自宅での生活を続けるのであれば、医療従事者が常に側にいる環境を作るのも一手かもしれないとのアドバイスがありました。
 主治医のアドバイスを受けて、ご家族より弊社に相談がありました。夕方までは家政婦さんがいらっしゃるので、夕方から夜間にかけての状態が気になるとのこと。まずは夕方からの時間帯に滞在して、身体状況のアセスメントから開始することにしました。

第17回 疾患を抱えてもずっと自宅で過ごせるように

 認知症と思われる症状が目立ち、日常生活に支障が出始めた70代の女性。特に食事の時に飲み込み動作を行えず、口腔内にいっぱいに詰め込むような所作が出るようになった。夫婦二人暮らしであるが、ご主人は会社を経営されているため、夜遅い場合や、出張の場合があり、奥様一人で長時間過ごすことに不安があった。認知症の初期症状ということで相談があり、看護スタッフが介入し始めたが、認知症とは異なる症状が観察された。後に老年性統合失調症と診断が下る。看護スタッフと介護スタッフがチームを組むことも弊社サービスの特徴であるが、介護スタッフと看護スタッフが4:1程度の回数で介入を行う。日常生活を共にしながら、状態観察を行い、適切な情報を主治医に報告する。また、ご本人の状態が安定するような環境を探り、ご主人にアドバイスする。当初、ケアスタッフが自身をサポートすることに賛成ではなかったが、信頼関係ができるにつれ、一緒に過ごす時間を楽しんでいただけるようになった。様々な趣味やアクティビティーを通し、ご本人が最も精神的に安定できるような環境が少しずつ掴めるようになってきた。

第16回 呼吸器のリハビリを通してQOLを高める

 肺炎による発熱、脱水からくる急性腎不全で緊急入院した80代の男性。加療により症状は改善されたが、嚥下機能が極端に低下し、機能回復も困難と判断されたため、胃ろうかCVポートの造設という選択となった。結局CVポートの造設となり、経口摂取は嚥下訓練のための最小限となった。
 ご家族としては、もともと自宅で療養していたこともあり、退院を望まれたが、点滴の管理だけがネックであった。平日は訪問看護ステーションが対応可能とのことであったが、土日と祝日は訪看では対応できなかったため、弊社への依頼となった。
 当初、点滴管理だけが目的であったが、弊社のプライベート看護サービスの特徴でもある長時間滞在のメリットを活かし、呼吸リハビリなども訪問時に行うことを提案。訪看よりも長時間滞在することで、点滴管理プラスアルファのケアを実施することとなった。

第15回 入院中のリハビリを在宅でも

 80代でバリバリと活躍されていた対象者でしたが、風邪をこじらせたことをきっかけに入院。見る見る体力が低下したために、ADLも低下してしまいました。風邪自体はすぐに回復したのですが、食事の量も減ってしまったことから、体力の回復が思うようにいきません。理学療法士による週1回のリハビリから開始したのですが、体力の回復には時間がかかると思われます。ご家族は、自分たちがリハビリを行えば体力の回復が早まるかもしれないと考え、主治医に相談したところ、「対象者の状況を見ながら行うことが必要だが、リハビリの回数を増やすこと自体はよい効果があるだろう」との見解が出ました。ご家族としては、リハビリを積極的に行いたいとのご希望でしたが、自分たちでは不安があったため、弊社への相談に至りました。
 早期の退院を目標とし、リハビリを主目的に介入しながらも、在宅に移った時のことを想定しながらの開始となりました。週1回の理学療法士によるリハビリに加え、週2回、弊社看護師によるリハビリを実施しています。徐々に体力も回復し、すでに何回かの試験外泊も行うまでになりました。試験外泊の際には、普段病棟に訪問してケアを提供している看護師が、そのままご自宅でも付き添いますから、ご家族としても安心なようです。あと何回か外泊を繰り返せば、退院も視野に入ってくるでしょう。入院前に楽しみにされていたヨーロッパ旅行も、一時はあきらめなくてはならないかと思われていましたが、今ではそれも目標に入ってきました。

第14回 100歳を目指してリハビリ
~残された能力を最大限に~

 80代も後半になってから脳梗塞を発症し、ほぼ全介助状態になったお父様。ご家族は、あきらめることなくリハビリを行うことで少しずつADLが改善。最期までご家族の大切な存在として自宅で過ごされたケース。
 医療保険は公的な保険であるため、治療やリハビリの効果が大きく期待できないケース、特に高齢者への治療やリハビリに対して消極的な病院は多いようです。限られた公的資源を、より効果が期待できる患者に割り当てるというのは当然であると思いますが、ご家族にとっては、例え高齢になったとしても、家族は特別な存在。積極的な治療やリハビリを行いたいというニーズはあります。
 私たちのサービスは自費なので、ご家族の希望に沿って、家族が納得できるだけのケアを提供することができます。それによって、例え高齢であったとしてもADLが改善し、最期まで髙いQOLを実現することが可能です。

第13回 最後まで自立した生活を
~認知症の母に娘が望むこと~

 認知症は、加齢に伴う記憶力の低下や物忘れとは違い、れっきとした病気=疾患です。
 ところが、病気であるという認識が無く、周囲の人や家族が誤った接し方をすることで、症状の進行を早めてしまうことがよくあります。
 ほんとうは、医療の専門家が定期的に状況を把握し、アドバイスをもらえると家族としては安心できることも多いはず。
 このケースでは、独居で生活をしている自分の母親が認知症の診断を受け、一旦は施設入居を考えたけれども、定期的に看護師の目を入れることで、自宅での生活を継続しようと、ご家族が判断されたケースです。
 普段はご家族が毎日顔を出すようにし、週末の土日に、自費の看護師が訪問して状態を総合的にアセスメントします。一週間分の薬の準備を一緒に行い、雑談を交わし、生活の一部を共に過ごします。そして得られた情報はご家族にフィードバックします。客観的で専門的なアドバイスをもらえるため、ご家族が施設入居を判断する助けにもなります。心配はあるけれど、自分の母親には、できるだけ自立した生活を自宅で過ごさせたい、という娘様の希望を、このような形で実現しています。

第12回 介護者不在時の代替看護
~難病と向き合う家族~

 現在、日本では神経難病の患者が全国に10万人以上、約1,200人に1人の割合で存在します。人間を含む生物は、その種としての遺伝子に様々なバリエーションを持っています。そのバリエーションが偶然・不幸にも疾病を引き起こす場合の一つが、神経難病と考えられます。

「徐々に体の筋肉の力が衰えてしまい、最後には呼吸も困難になってしまう。」
そんな難病と向き合う親子の事例です。

第11回 住み慣れた自宅への帰宅
~入院中の一時帰宅~

 『新しい年は病院ではなく、住み慣れた自宅で新年を迎えさせたい。』
そういった家族の強い想いから今回の入院中の一時帰宅のプランが立ち上がりました。
しかし、いざ自宅までの道のりのことを考えると

① 『自宅にトラブルなく帰宅できるのだろうか・・・』
② 『帰宅の際の介助はどうすればよいのだろうか・・・』
③ 『自宅から病院へ戻る際はどうすれば良いのか・・・』

病院から自宅、そして病院へ再度入院することを考えると実際は多くの不安や心配事が頭の片隅によぎるのが現状です。結果、自宅へ帰宅させたかったができなかった。病院で入院してもらっていたほうが安心ではないのかといった結果になりうることがあります。
今回のケースでは、帰宅時の介助である「点滴の管理」「痛みのコントロール」「人工肛門の管理」など医療知識がない人間にとっては難題です。

 現在の公的保険は仕組みがしっかりとしており、日常生活にかかわる基本的なことは満たされることは多くなってきてはいます。
一方で、公的保険では賄いきれない領域はまだまだ多く存在しており、結果要望が満たされず、悔しい思いをする方も多くいらっしゃるのが現状です。
 今回はそのような公的保険で埋めることができなかった保険のスキマを自費の看護サービスで支援させていただいた事例です。

第10回 沖縄への2泊3日の船旅
~転院時の看護師付き添い~

拝啓  奥さま

東京では例年になく寒い日々が続いておりますが、
温暖な土地でご家族とともに穏やかにお過ごしでしょうか。

早いもので、春にご主人の転院のときに、
沖縄まで付き添いをさせていただいてから、もう半年以上が過ぎました。

新しい生活環境にはもう慣れましたか?

第9回 娘さんに生まれてきた余裕
~退院直後の家族支援~

  病室で寝たきりになって徐々に弱っていく親を目の当たりにすると、子なら誰しも「何とかしてもう一度家に帰してあげられないか」という思いを抱くことでしょう。

  しかしながら実際には、在宅での介護に不安を覚え二の足を踏んでしまう家族が多いのも事実です。親が高齢であれば子もその分年齢を重ねています。毎日、昼も夜も親の介護が続くことを想像すると、このまま病院に居させてもらう方が安心だ、それとも介護施設に入れてもらうのが現実的ではないか、と思えてきます。

  しかし「自費の訪問看護」という選択肢をご存知であれば話が違ってくるかも知れません。

  今回は退院直後、患者さんの容態が不安定で家族に大きな負担がかかる自宅介護の初期段階に、自費の訪問看護で家族介護を支援させていただいた事例です。

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