訪問介護について About Home Nursing

自費の訪問看護(プライベート看護サービス)利用事例

  • 自費の訪問看護(プライベート看護サービス) の特徴
  • 実際のご利用事例
  • サービス利用者の声
  • サービス品質への取り組み
  • ご利用までの流れ
  • ご利用料金について
  • データで見る自費の看護
  • サービスラインアップ

 「遠く離れて暮らす母が突然入院した。娘・息子の自宅近くの病院で療養してほしい」

 プライベート看護サービスでは、看護が必要な方の長距離移動に看護師が付き添い、対象者様・ご家族が安心して移動できるようサポートいたします。「介護タクシー」「鉄道」「飛行機」など、多様な交通手段での移動にお応えいたします。北は北海道から南は沖縄まで、日本各地の様々な場所への付き添い実績がございます。

 長距離移動の目的はご利用者様によって様々ですが、「離れて暮らす親御様の移動」は特にご利用の多いケースのひとつです。具体的には「自宅で介護するために、実家の親を連れて帰りたい」「入院中の親のお見舞いに毎日でも行けるように、近所の病院に転院させたい」「両親には自宅近くの施設に入居してほしい」などのご希望です。

 今回は、「兵庫県の病院に入院中のお母様が、娘様宅のある東京都内の病院に転院するため新幹線で移動したケース」をご紹介します。看護師が新幹線での移動に付き添い、同行する娘様の強い不安を和らげたケースです。


第27回 遠方で行われる結婚式への出席

 「主人を結婚式に連れて行きたいけど、新幹線での移動中や結婚式中の看護が不安…」

 プライベート看護サービスでは、医療依存度が高い方の長距離移動にお付き添いし、訪問看護をご提供しております。「介護タクシー」「鉄道」「飛行機」など、多様な交通手段での移動にお応えいたします。ご利用者様の移動の目的も「転院」「ご家族の自宅へ転居」「ご家族宅の近隣施設へ転居」「イベント出席」「旅行」など様々です。

 医療依存度が高い方や療養中の方の長距離移動には、普段の療養生活とは異なる様々な不安が伴います。実際に長距離移動への付き添いサービスをご利用いただいたご家族にお話を伺うと、「移動中や外出先で本人の状態が悪くなったり、何かあったらどうしようかと不安だった…」「家でも病院でもない場所で、いつも通りの看護ができるか心配だった…」などの不安や戸惑いを感じていらっしゃいます。

 プライベート看護サービスは、移動付き添いの経験豊富な看護師が移動中の看護全般をご提供いたします。吸引や酸素ボンベ管理などの医療行為はもちろん、食事の介助や、車イス移動の介助もいたします。

 今回の事例では、「神奈川にお住まいの対象者様が新幹線で大阪に移動し、息子様の結婚式に出席したケース」をご紹介します。


第26回 ご家族の睡眠をサポートする「夜間の在宅看護」

 「毎日徹夜の看護はつらい。看護師さんに看護を任せてぐっすり眠りたい」

 ご自宅で看護を行うご家族にとって、毎日看護を行う体力を保つためには、適度な休息が大切です。毎日の睡眠は特に重要な休息ですが、昼夜問わず看護が必要な対象者様の場合、十分な睡眠時間の確保が難しくなります。「夜間も定期的に吸引が必要」「ターミナル期で、誰かが付き添わないとご本人もご家族も不安」「一晩で何度もトイレの介助が必要」など、看護のため睡眠時間が短くなると、身体的にも精神的にも疲労が蓄積してしまいます。

 介護保険の訪問看護事業所の中には24時間対応体制の事業所があり、緊急時には夜間でも対象者様宅を訪問しますが、緊急時以外は基本的に夜間訪問を行っていません。

 プライベート看護サービスでは、夜間帯のご利用依頼にもお応えしております。夜間帯の看護サービスをご利用いただいている主な対象者様は、「夜間でも吸引や呼吸器管理などの医療行為が必要な方」や「ターミナル期の方」などです。ご家族に安心してお休みいただくために、夜間の看護を看護師に任せていただいております。

  1. プライベート看護サービス 【夜間帯の看護サービス】の特徴
    • 医療行為や身体介助など、一晩の看護をすべて任せていただき、ご家族が安心してお休みになれるようサポートいたします。

    • 対象者様の状態に変化が見られる場合、事前に主治医から受けた指示と看護知識に基づき、適切な対応を判断します。緊急時以外は、ご家族の休息を妨げることはありません。

    • 看護師は夜間看護のために体調を整えて訪問するため、訪問中に仮眠はとりません。

 今回は、ご家族に代わって夜間の看護を任せていただいたケースをご紹介します。看護師が毎週1回、23時から翌6時まで滞在し、ご家族の睡眠をサポートした事例です。


第25回 プライベート看護を「すぐ利用したい」

 プライベート看護サービスでは、「すぐにでも利用したい」という方や、「ちょっと話を聞いて、必要になったらまた連絡する」という方まで、緊急度の異なる様々なご相談をいただいております。
 どのようなご相談でも、最初のお問い合わせから利用開始までの流れは下記の通りです。

  1. 【1】お問い合わせ(無料)
    • お電話、メール、またはホームページのフォームからお問い合わせください。

    • お話いただける範囲で「対象者様の状態」「療養環境」「ご希望の利用日時・場所」などを伺い、利用法をご提案いたします。

    • お見積書は無料で作成いたします。面談によるサービス説明、ご相談も無料で承ります。

  2. 【2】ご依頼、事前準備(無料)
    • 正式にご依頼いただく際は、改めてご連絡ください。

    • 対象者様、ご家族を訪問し、契約書を交わします。対象者様のご状態を直接確認させていただき、ご家族に利用方法(ケアの内容、回数、時間、など)をお伺いします。

    • 主治医に「看護指示書(当社宛)」の作成をお願いします。

    • 主治医、病院看護師、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、訪問看護ステーションなど、関係担当者から医療情報を教えていただきます。

  3. 【3】利用開始
    •  「お問い合わせ」から「利用開始」までにかかる期間は、ご依頼の内容により異なりますが、概ね1週間程度です。中にはお問い合わせ当日の内に利用開始に至るケースもあれば、1年ほどご検討いただいてから利用を開始されるケースもあります。
       今回の事例紹介では、プライベート看護を「すぐ利用したい」と希望され、問い合わせの翌日から利用をスタートしたターミナル期の対象者様をご紹介します。


第24回 他事業所の「家政婦」「ホームヘルパー」サービスとの併用

 家政婦サービスや自費ホームヘルパーサービスを利用しているご家庭でも、プライベート看護サービスをご利用いただけます。

 プライベート看護サービスのご利用者様の中には、家政婦サービスや自費ホームヘルパーサービスを併用する方がいらっしゃいます。場面に応じて、それぞれの職種の特徴を活かしたサービスを受けることが目的です。

各サービスの特徴

家政婦

  • 必要資格は特になし。

  • 家事、身辺の世話や介護を提供。

  • 利用料金は概ね1,000~4,000円/1時間(当社調べ)。

ヘルパー

  • 特定のカリキュラム受講後に付与される認定と、国家資格(介護福祉士)がある。

  • 専門知識・技術に基づく身体介助、生活援助全般を提供。

  • 利用料金は概ね1,500~5,000円/1時間(当社調べ)。

看護師

  • 国家資格。

  • 医療行為(吸引や医療機器管理など)、身体介助やリハビリの介助を含む看護全般を提供。

  • プライベート看護サービスの利用料金は6,000~8,000円/1時間※。

  • 「4時間以上の利用」の1時間料金。深夜帯、土日祝日の割増有り。

 今回は、「家政婦サービスとプライベート看護サービスの併用事例」と「ヘルパーサービスとプライベート看護サービスの併用事例」をご紹介いたします。「時間帯」や「療養の経過」に応じてサービスを使い分けていただいたケースです。


第23回 毎月1回の定期訪問
‐お母様外出中の娘様の看護‐

 「家に残る家族が心配で外出できない」とお悩みの介護家族の方は多いのではないでしょうか。

 ご家族の外出や、介護の休息(レスパイト)をサポートするサービスとして、ショートステイ(短期入所生活介護)やデイサービス(通所介護)などがあります。施設により利用者様の受け入れ条件は異なりますが、医療依存度の高い方は、自立している方に比べて利用可能な施設が限られます。

 プライベート看護サービス(訪問看護)では、「家族の外出中の看護を任せたい」とのご相談を数多く承っております。特に、医療依存度が高い方や常時見守りが必要な方、ご自宅での生活を強く希望される方にご利用いただいております。「冠婚葬祭への出席」「お子様の学校行事への参加」「役所や銀行での手続き」などの用事や、「旅行」「趣味の活動」といったリフレッシュなど、ご家族の外出目的は様々です。

 今回は、介護ご家族の通院時に、プライベート看護サービスをご利用いただいた事例をご紹介いたします。ご家族が5時間ほど外出する間、ご自宅での対象者様の看護を任せていただいたケースです。


第22回 通院付き添い
-「定期通院」と「入院中、別の病院で受診」‐

 看護師が通院にお付き添い。看護師の強みを活かし、ご本人・ご家族の負担を軽減します。

 「通院付き添い」とは、病院やクリニックへの通院に不安のあるご高齢の方や疾患を抱えた方に付き添うサポートです。病院への移動に身体的な不安がある方や、医師からの説明を理解することに不安がある方の通院に付き添い、移動の介助や受診の同席によってご本人の負担を軽減します。ご家族による付き添いが可能であれば心強いですが、お仕事や家庭環境等の事情でご家族の付き添いが難しい方へのサービスとして、介護サービス事業所が通院付き添いサービスを提供しています。

 プライベート看護(訪問看護)サービスでは、看護師による通院付き添いサービスをご提供いたします。プライベート看護(訪問看護)サービスの通院付き添いには、二つの特徴があります。

  • 特徴1:

    医師の説明を十分に理解し、ご本人に代わってご家族やケアマネジャーに正確な情報をお伝えできる。

  • 特徴2:

    付き添い中に、痰吸引などの医療行為を含む看護を提供できる。

 看護師の強みを活かし、「受診時の情報を正確に把握したいご家族」や「対象者様の医療依存度が高く、通院時の体調に不安を感じるご家族」からのご要望にお応えしております。

 今回の事例紹介では、看護師が通院にお付き添いした2件の事例をご紹介します。ひとつは「定期通院にお付き添いしたケース」、もうひとつは「入院中の病院から、別の病院での受診にお付き添いしたケース」です。


第21回 有料老人ホームでの看護
~医療依存度が高い方の入居をサポート~

 「介護付き有料老人ホームで、プライベート看護サービスは利用できますか?」
介護付き有料老人ホームのご入居者様・ご家族や、ホームのご担当者様からの利用相談が、最近1~2年で増えています。

 介護付き有料老人ホームでは、ホームが提供する介護・看護サービスを受けることができます。介護・看護を提供するヘルパー・看護師の体制はそれぞれのホームで異なり、「法律で定められた基準以上に、人員が厚く配置されている」「24時間、看護師が常駐している」などの体制の違いによって、「介護度」「医療行為の有無」などの入居条件が異なります。入居後に疾患や加齢で医療的なニーズが高まった場合でも、ホームの看護スタッフの体制によっては入居継続が困難になることもあります。ご入居者様・ご家族の希望に反して、ホームを転居しなければならないケースもあるようです。

 今回は、介護付き有料老人ホームに入居中のご対象者に、当社の訪問看護サービスをご利用いただいたケースをご紹介いたします。疾患のため医療行為が必要になり、住み慣れたホームでの入居継続が困難になった際に、当社看護師が訪問し医療行為を提供することで、ホームでの生活を継続していただいたケースです。


第20回 これから在宅介護をはじめるご家族の不安を軽減 ? 退院直後の集中サポート ?

 「自分が介護をするイメージが湧かない。このまま母を退院させて大丈夫か不安…」 お母様の在宅介護を決心した娘様からご相談いただいた際のお言葉です。

 自宅で介護が必要な患者様の退院時には、病院看護師からご家族へ技術指導が行われます。身体介助や医療行為のやり方、介護への心構えなどが、病室でのオリエンテーションを通じてご家族に伝えられます。
 しかし、病院で十分に指導を受けても、ご家族にとって退院直後の時期は、在宅介護の中でも特に不安を感じる場面のひとつです。ご対象者の医療依存度が高い場合や、介護が初めての場合などは、「家に自分しかいない状況で、教わった通りのことが出来るだろうか?」「自宅で介護をするイメージが湧かない…」「自信がつくまで、もう少し入院させてもらえないだろうか?」といった不安を感じるご家族も多いのではないでしょうか。

 今回の事例は、退院後の在宅介護に強い不安を感じていたご家族をサポートしたケースです。退院直後の3日間当社の看護師が訪問し、ご対象者へのケアだけでなく、ご家族が介護に慣れるよう様々なアドバイスを行ったケースをご紹介いたします。


第19回 対象者様の生活に合わせた介入

 弊社へのご依頼の中にはご依頼時間が早朝や夜間にかかるケースがあります。看護師の手配は付きにくい時間帯ではあるのですが、対象者様、ご家族様の抱える事情を伺うと尤もだと思う場合が少なくありません。
 本事例は、70代の時に事故で半身不随となった80代の女性のケースです。都内自宅でリハビリに励みながら二人の娘さんの世話を受けています。生活上の一番の問題は排便のコントロールが困難なことでした。下剤を内服しても自然な排泄が見られず、腹痛に悩まされる日々でした。そのため食事も摂れず、予定しているリハビリものびのびになってしまい、その結果生活パターンが乱れてしまうという悪循環でした。
 体調を整え、万全な状態でリハビリを受け、その結果日常生活レベルのアップを目指すことが何よりの希望でしたから、対象者様にとってもご家族にとっても「対象者様の生活に合わせた排泄のケア」が最重要だったのです。