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訪問介護について About Home Nursing

ご家族の睡眠をサポート(目次)

  • 自費の訪問看護(プライベート看護サービス) の特徴
  • 実際のご利用事例
  • サービス利用者の声
  • サービス品質への取り組み
  • ご利用までの流れ
  • ご利用料金について
  • データで見る自費の看護
  • サービスラインアップ

1.ご利用までの経緯

 Rさんは娘様とお孫様との三人暮らし。以前から心不全の持病があり、ご自宅で療養していました。ある時、肺炎をきっかけに自力で痰を出すことが困難になり、痰の吸引が必要になりました。日中は、訪問看護ステーションと、自宅近くの事務所で働く長女様が休憩時に自宅に戻ってお母様の看護を行いました。夜間は、長女様と、隣県にお住まいの次女様が交代で付き添い、吸引やトイレ介助などを行いました。
 交代での看護が半年ほど続いた頃、次女様が過労のため入院しました。遠距離の移動を伴う看護が負担となっていたようです。大事には至りませんでしたが、通いの看護は難しい状況でした。その後、2か月ほど長女様が一人でRさんに付き添っていましたが、毎晩ゆっくり眠れない負担は大きく、お仕事に集中できないくらい常に疲れ切っていました。長女様は「このままでは自分も倒れてしまう」と感じたそうです。 

 長女様の負担軽減のために、長女様、次女様、担当ケアマネジャーは今後の方針について相談しました。ケアマネジャーは、夜間も利用できる自費サービスを紹介。家政婦サービス、ヘルパーサービスの利用も検討されましたが、吸引(医療行為)を任せられるプライベート看護サービスに関心を持っていただき、当社にお問い合わせいただきました。

 お問い合わせを受けて、当社看護師はRさん宅を訪問し、長女様・ケアマネジャーにサービス内容を説明。長女様は「サービスを利用することでゆっくり眠れるのか?」ということを重視していました。看護師は「吸引だけでなく、必要なケアはすべて行うこと」「Rさんの様子に変化がある場合、事前に主治医から受けた指示と看護知識に基づいて必要な処置を判断し、緊急時以外は長女様を起こさないこと」を説明。睡眠時間の確保に役立つサービスとして長女様にご納得いただき、正式にご利用依頼をいただきました。
 ご利用スケジュールは、毎週水曜日、23時から翌6時に決まりました。事前準備として、主治医の往診時や訪問看護ステーション看護師の訪問時に当社看護師も同席し、ケアの方法や注意事項など確認しました。

2.訪問スタート

 ご依頼をいただいた翌週から、当社看護師の訪問が始まりました。看護師は23時少し前にお宅を訪問。長女様からRさんの様子などを伺った後、長女様は自室でお休みになり、看護師はすでにお休みになっているRさんのお付き添いを始めます。看護師はベッドサイドから少し離れたイスからRさんを見守り、常夜灯の明かりのもとで看護を行います。主な看護は、1時間から1時間半に1回の吸引と、一晩で1~2回のトイレ介助です。翌朝6時まで付き添い、最後に痰を吸引してRさんの部屋を退出。長女様に夜間の様子をお伝えして、その日の看護は完了です。
 長女様にとって、毎週水曜日の熟睡は重要な休息時間となったようでした。ご利用開始から1ヶ月目、長女様に「週1回だけでも手伝ってもらうと、だいぶ楽になる。仕事も以前と同じように頑張れるようになった。水曜日の夜と、仕事が休みの土日にしっかり休んで、1週間の仕事と看護をこなすリズムをつかめた気がします」と仰っていただきました。

 プライベート看護の訪問開始から2か月が経つ頃、Rさんの状態が次第に改善し、痰の量が減りました。4か月が経つ頃には、夜間の吸引は1回で十分な状態になり、夜間看護の負担が大幅に軽減しました。長女様は一人でも毎晩の看護を続けられると考え、プライベート看護サービスの利用終了を決めました。
 サービス利用終了の連絡をいただいた後、ご挨拶で看護師がご自宅にお伺いした際に、娘様より「看護師さんのおかげで確保できた睡眠時間はとても貴重な時間でした。今後、またお願いすることもあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いしますね」とのお言葉をいただきました。

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