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第22回 通院付き添い
 -「定期通院」と「入院中、別の病院で受診」‐|詳細

  • 自費の訪問看護(プライベート看護サービス) の特徴
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1.ご利用までの経緯(自宅からの定期通院)

 Dさんは乳がんの治療で入院し、一時は「容態が悪く退院は難しい」との診断を受けましたが、次第に状態が改善し、退院できるまでに症状が安定しました。退院時のDさんは自宅での日常生活にほとんど支障が無い状態で、入院前と同じようにお一人暮らしを再開しました。

 Dさんも、近隣に住む娘様も、自宅での生活に心配はありませんでしたが、毎月の通院には不安を感じていました。Dさん本人は、病院までの移動や一日がかりの検査・診察による疲労が不安でした。娘様は「診察結果を正確に把握したい」とお考えでしたが、仕事と育児で忙しく、通院の付き添いが難しい状況でした。Dさんは「娘に負担をかけたくない」とお考えになり、通院付き添いサービスをインターネットで検索。プライベート看護(訪問看護)サービスを見つけ、「看護師が付き添う安心感」や「家族への診察結果の説明」といった特徴に興味を持ち、当社にご連絡いただきました。

 当社看護師はDさんのご自宅を訪問、Dさんと娘様と面談し、退院後最初の検診から付き添うようご依頼をいただきました。看護師は午前の自宅出発時から夕方の帰宅まで付き添い、医師の診察にも同席し、診察結果を娘様にお電話で連絡することを決めました。Dさんからは「帰宅後、疲れているときは利用を延長して、しばらく見守ってほしい」とのご希望をいただきました。

2.通院付き添いスタート(自宅からの定期通院)

 最初の通院当日、10時に看護師がご自宅に訪問し、タクシーで約30分かけて病院に移動。午前中に検査を受け、結果が出るまでは院内の喫茶スペースなどで過ごしました。午後に主治医の診察を受け、16時頃に帰宅。Dさんにとっては久しぶりの外出ということもあり、帰宅時にはお疲れの様子でした。Dさんのご要望で看護師は帰宅後も約30分滞在し、バイタルサインチェックや着替えをお手伝いしました。その日の夜に看護師は娘様へご連絡し、診察結果とDさんの様子をお伝えしました。

 2回目以降の通院にも、同じ看護師が訪問。回数を重ねる度に、Dさんと看護師は打ち解けた雰囲気で通院中の時間を過ごすようになりました。娘様への連絡も同じ看護師が担当し、以前の診察からの変化等をふまえて当日の診察結果をお伝えしました。

 退院から半年が経過するころには、Dさんは入院前と同じように外出できるほどの状態になり、病状も安定していました。Dさんは一人でも通院できる自信を持ち、娘様もDさんのお元気な様子に安心されており、当社の付き添いサービスは半年(計6回)で終了となりました。7か月目以降は、Dさんお一人で通院されるようになりました。

1.ご利用までの経緯(入院中の病院とは別の病院でセカンドオピニオン受診)

 Eさんは、咽頭がんの治療のためX病院に入院中。呼吸状態が悪化し、気管切開手術などの治療を受けていました。Eさんと奥様は治療法について他の医師の意見も聞きたいと考え、セカンドオピニオンの受診を検討。ご夫婦で調べた結果、Y病院での受診を決めました。

 Y病院は片道1時間の距離にあり、外出時間は受診の時間も含めて4時間弱の予定。Eさんは1時間に1~2回の痰の吸引が必要ですが、奥様は吸引の手技を習得しておらず、外出中の吸引が課題でした。奥様と一緒に外出の手配をしていた医療相談室のSWは、吸引を任せられるサービスとしてプライベート看護(訪問看護)サービスを奥様に紹介。「今から急いで吸引を覚えるよりも、看護師さんに任せたい。外出中の主人の様子を見守ってもらえると安心できる」との奥様のご要望で、当社にお問合せを頂きました。

 受診日3日前に当社看護師はX病院を訪問、Eさんと奥様、担当SWと面談し、当日のスケジュールや移動方法(Eさんは車椅子で移動、病院間の移動は介護タクシーを利用)等を確認しました。病棟の担当看護師からは、Eさんの医療情報やケアの仕方についてオリエンテーションを受けました。

2.通院付き添いスタート(入院中の病院とは別の病院でセカンドオピニオン受診)

 受診当日、当社看護師は病棟に訪問し、病棟看護師からEさんの当日の状態について申し送りを受け、介護タクシーでY病院に向けて出発しました。Eさんは落ち着いた様子で、Y病院到着まで何事もなく車内で過ごされ、到着後は降車前に車内で吸引を行いました。セカンドオピニオンはご本人と奥様のお二人で受診され、看護師は待合フロアで待機していました。受診終了後、奥様が会計手続きをされている間に、病院の配慮でお借りした診察室のベッドで吸引とオムツ交換。手続きを終えてX病院に戻る介護タクシーの車内では、Eさんは少し疲れもあったようですが、セカンドオピニオンを受診できたことに満足された様子でした。車内で再度吸引、特に状態変化もなく無事に病院に到着しました。看護師は病室まで付き添い、病室で病棟看護師に外出中の様子を報告し、4時間の外出付き添いサービスを終了しました。

 上記事例のような定期通院やセカンドオピニオン受診の他にも、「複数個所への通院」や「入院中の病院には無い診療科の受診」「検査受診」へのお付き添いも承っております。詳しくはフリーダイヤル0120-600-752までお問合せください。

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