訪問介護について About Home Nursing

介護認定を受けるには

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介護保険を利用する前に、介護認定を受けなければなりません。介護認定を受けるための条件手続きはどういったものなのでしょうか。また、介護認定を受けることでどのようなサービスが受けられるのでしょうか。

介護認定を受けるための条件とは

介護保険を利用するための介護認定には要支援と要介護があり、どちらにも該当しない場合には自立とされます。要介護状態とは、日常生活の基本動作も自ら行うのが難しく、介護を必要とする状態です。要支援状態とは日常生活の動作は自ら行えるものの、今後要介護状態とならないように予防的な支援が必要な状態をいいます。要介護と要支援では、受けられる介護サービスに違いがみられます。要介護には要介護1~5まであり、要介護1では部分的な介護を必要とし、要介護5では介護なしでは日常生活をほぼ送れない状態です。要支援の状態で介護サービスを利用することで、身体の機能の低下を緩やかにすることを目指します。

介護認定の申請方法とは

介護認定の申請窓口は住んでいる市区町村です。介護保険を申請すると、調査員による訪問調査が行われ、コンピューターの判定による1次審査結果や市区町村からの依頼に基づいた主治医の意見書等をもとに、介護認定審査会で2次判定が下され、認定内容が通知されます。申請から認定結果の通知までは、原則として30日以内です。認定結果に不満がある場合には、60日以内に介護認定審査会に不服申し立てを行うことができます。要支援1~2、要介護1~5と認定されると、ケアプランを作成後に介護保険が利用可能となります。

介護認定を受けるとどうなるの?

介護認定を受けてケアプランが作成されると、介護サービスが受けられます。要介護と要支援では、受けられる介護サービスに違いがあります。要介護認定1~5と認定されると介護給付が受けられ、要支援1~2では予防給付です。いずれの場合も、自宅での家事の援助や訪問入浴、医療サービスでは訪問看護や訪問リハビリが受けられます。施設に通ってデイサービスや通所リハビリを受けたり、自宅での利用と通所を組み合わせたりすることも可能です。
短期間のショートステイという宿泊のサービスも設けられています。要介護認定を受けている人は条件をクリアし、施設の人員の空きがあれば、入居して施設で生活することできます。要介護度によって利用回数や限度額が定められており、利用料を自己負担額として支払います。

介護認定を受けることで、介護保険に基づいた介護サービスを受けることが可能です。実際の介護保険の利用は、利用者の希望や身体の状態をもとに、利用限度額内で作成されたケアプランに基づきます。