訪問介護について About Home Nursing

社会資源としての在宅看護の必要性

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在宅介護は、社会資源として必要とされているもののひとつです。まず、社会資源や在宅介護の内容とはどのようなものなのでしょうか。必要とされている理由をともに紹介します。

社会資源にはどういったものがあるのか

まず、社会資源にどのような種類がある前に、知っておきたいのが「社会資源」のこと。社会資源とは、生活するうえでおこるさまざまな問題の解決を担う福祉制度や施設などのことを指します。例えば社会資源の制度としては、高額医療制度、傷病手当、生活保護などです。いわゆるセーフティーネットのような役割を担うもののことを指しています。施設や機関であれば、かかりつけ医や患者会などがあげられます。そして、この社会資源の中には在宅看護も含まれています。社会資源に含まれているということは、一定の条件を満たせば誰でも使用できるという意味です。

在宅看護について知っていますか?

在宅看護とは、生活の自立を目的に樹立されたものです。在宅看護では服薬の指導から、心身のケア、食生活の支援などを行います。年齢や国籍を問わず誰でも受ける権利がある社会資源のひとつです。在宅看護のメリットは、なんといっても自宅で医療を受けられるということ。自宅から出ることが困難な人でもしっかりと看護を受けられるのです。しかし、全ての人が簡単に在宅看護を受けられるわけではありません。通常病院で行う看護を在宅で行うわけですから、一定の条件は設けられています。在宅看護は介護保険優先で、介護保険か医療保険をもとに受けることができるものです。介護保険なら要支援・要介護の認定がされた方、医療保険は医師が必要と判断された場合に在宅看護を受けることができます。

在宅看護が必要な理由とは

在宅看護の特徴は、在宅で必要な医療を受けられるということ。医療が必要な患者が必ずしも病院まで通院できるわけではありません。中には、身体的に動くのが困難であったり、精神的な面で外出するのが困難なケースもあります。在宅看護は、外出が困難な方などに対して必要な医療を受けられるようにしたセーフティーネットなのです。また、在宅看護には看取りを希望する患者にも有効な手段です。看取りを希望する場合は医師の判断が必要になりますし、何かあったときのために医療関係者が付き添う必要があります。最期を慣れしんだ自宅で過ごしたい方にとって、道徳的な面でも在宅看護は社会資源として必要性があるのです。

在宅医療は、私達に何かあったときのセーフティーネットとして活きています。傷病手当、障害年金などと並んで、必要な社会資源なのです。