訪問介護について About Home Nursing

京都の訪問看護事情

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古都としての伝統が引き継がれる京都。訪問看護でも、昔ながらの医療を大切にしている地域でもあります。京都の訪問看護事情についてまとめてみました。

「看取り」を大切にしている訪問看護

医療が普及する現代以前は、自宅で最期を迎えることは珍しくありませんでした。しかし現在、本人の在宅で最期を迎えたいと言う意思に反して、延命のため医療機関で最期を迎える方も少なくありません。京都府内の久美浜町という山間部の町では、「看取り」の取り組みが積極的に行われています。ただ、自宅での看取りは本人や家族の同意、医療機関の同意がないと行うことができません。久美浜町では、母体の病院と連携することによって積極的な看取りが行われているのです。自宅での看取りを行うことにより、本人および家族は安心して安らかな最期を迎えることができます。まさに、医療機器に頼るだけではなく昔ながらの自然な医療を大切にした訪問看護です。

京都独自の取り組みについて

京都各地では、訪問看護に関わるさまざまな取り組みが行われています。例えば宮津市の「ICTふるさと元気事業」や橋本周辺での「ユビキタスタウン構想推進事業」です。ICTふるさと元気事業は、ICチップを使った商店街の配達を行うことによって、高齢者の健康状態などを管理するという取り組みです。訪問看護や緊急に生かすことができます。ユビキタスタウン構想推進事業は、「ゆめ病院」というコミュニティーサーバーを生かした取り組みです。患者の病歴や薬の情報が市内の病院、薬局、訪問看護ステーションなどで共有される仕組みをつくり、より円滑で正確な情報共有が実現できるようになりました。

京都の訪問看護事情とこれから

京都府内には、約150の訪問看護施設が充実しています。中には、小児科や精神科に対応しているもの、また24時間対応している医療機関も多くあるため、多様な訪問看護を受けることができます。多様なニーズに対応しているのが、京都で訪問看護を受けるメリットです。より広範囲の中から自分のニーズに合った施設を選択することができます。また地域によっては、医療機関やその他の機関との積極的な連携を行っている地域、「看取り」を積極的に取り入れている地域もあります。京都は、多様な訪問看護の実績を生かして、これからもさらに医療サービスの発展が見込まれる地域です。

京都府内では、訪問看護施設との連携を図るために、また訪問看護施設独自で積極的な取り組みが行われています。訪問看護の際の参考にしてみてください。