大阪の訪問看護事情
訪問看護は地域密着型のサービスです。地域ごとに訪問看護に携わる団体もさまざまで、どこに連絡すればよいのか、どんなサービスが受けられるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、大阪府の訪問看護事情についてまとめました。
大阪府の訪問看護に関する団体を知ろう!
訪問看護の利用を始める際には、居宅介護支援事業所や医療機関からの紹介を受ける人が大多数です。しかしながら、自分で直接訪問看護ステーションを訪ねて利用を開始することもできます。大阪府では、大阪府訪問看護ステーション協会が訪問看護事業所の取りまとめを行っており、訪問看護にかかる料金や各地域にある訪問看護ステーションなどを知ることが可能です。どこに連絡したらよいか迷ったときは、まず大阪府訪問看護ステーション協会にアクセスしてみると良いでしょう。そのほか、府内にある地域包括支援センターでも相談に乗ってもらうことができます。
大阪府の訪問看護ステーションは約700件
大阪府内には約700件の訪問看護ステーションがあります。人口10万人あたりの訪問看護事業所数は全国平均を上回っており、全国的にも施設数が多いことが特徴です。大阪府の訪問看護ステーションは年々増加傾向にあり、それだけ利用者のニーズが高まっていることがうかがえます。医療法人のほか民間企業の参入も進んでおり、事業所によっては24時間対応や定期巡回への対応も可能です。今後も訪問看護サービスのあり方が多様化し、患者や家族それぞれの思いに答えた医療が提供されていく見込みだともいえます。厚生労働省の介護サービス情報公表システムなどを使って、大阪府内で要望に合った事業所を探してみましょう。
大阪府を挙げて推進している訪問看護事業
訪問看護は、今後も進んでいく高齢社会において、在宅医療を推進するために欠かせない事業です。そのため大阪府では、地域医療介護総合確保推進法の財政支援制度を使って、訪問看護を支援する取り組みが行われています。例えば、訪問看護師の確保のために研修を実施し、看護師育成に力を入れる教育ステーションの設置が提案されています。また、訪問看護ステーションの職員が仕事を続けやすいように雇用補助を行ったり、看護学生向けに訪問看護インターンシップの推進も行ったりと、多方面から大阪府は訪問看護事業に取り組んでいます。
大阪府は訪問看護ステーションの数が多く、利用できること業所が見つけやすい地域です。利用を考えている場合は、大阪府訪問看護ステーション協会や地域包括支援センター、医療機関などに相談してみましょう。