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神奈川の訪問看護事情

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神奈川県で訪問看護を受ける場合、横浜や川崎などの都心部は施設も充実していることがうかがえます。しかし、それ以外の地域はどうでしょうか。神奈川県の訪問看護の現状についてまとめてみました。

訪問看護ステーション数が多い神奈川県

神奈川県内には2015年5月現在で約550訪問看護ステーションがあり、訪問看護サービスが比較的充実しています。3市町村を除くすべての市町村に訪問看護ステーションがあります。また、神奈川県内の訪問看護ステーションの約半数が横浜市に集中しています。川崎市、相模原市、藤沢市、鎌倉市なども比較的多くの施設が存在している地域です。しかし、郊外の市町村に訪問看護ステーションは比較的まんべんなく分布しているものの、訪問看護ステーションがない地域にも数百人の要介護者が生活しています。今後は施設が少ない地域でも訪問看護を必要としている人が困らないよう、充実した医療サービス提供が課題です。

神奈川県の「健康長寿日本一」への取り組み

神奈川県は、高齢化社会に対する取り組みを積極的に行っている県の1つです。神奈川県は高齢化率(65歳以上が占める割合)が全国でも低い県ですが、今後は高齢化率が全国平均を上回ることも予測されています。そこで、「未病を治すかながわ宣言」を掲げ、高齢者が健康で長生きできる社会を目指し、「健康寿命日本一」に向けた取り組みをスタートさせました。例えば、食から健康をサポートするために県が開発した医食農同源メニューを提供したり、健康チェック・相談会を実施したりと、企業や団体を連携した活動を行っています。高齢者が住み慣れた神奈川県内で暮らしやすい環境整備はもちろん、医療ニーズの観点から保健指導などにも力を入れていることも特徴です。

神奈川県の訪問看護サービスの相談窓口

神奈川県内で訪問看護サービスを受けるには、かかりつけ医や県の施設である地域包括支援センターなどに相談するとよいでしょう。その他にも、訪問看護ステーション連絡協議会や神奈川県看護協会なども積極的に相談を受け付けている施設です。また、JA神奈川県厚生連でも訪問看護活動を行っています。訪問看護ステーションを選ぶ際は、空き状況の他にも、訪問可能エリア、24時間連絡体制の有無、土日の稼働状況、専門性(得意分野)などを考慮することが大切です。看護協会などではわかりやすい資料も用意されているので、積極的に利用するとよいでしょう。

神奈川県は高齢化社会に対して積極的に取り組んでいる地方自治体です。保健指導などにも熱心で、地域との連携が取りやすいという意味でも安心して訪問看護サービスを受けることが可能です。