訪問介護について About Home Nursing

訪問看護は小児でも受けられる

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小児でも訪問看護は受けることができます。小児の訪問看護を受ける上で、私達はどのようなことに注意しなければならないのでしょうか?小児の訪問看護についてまとめてみました。

小児でも訪問看護は受けられる

小児とはおおよそ、0歳児から9歳児までの児童を指します。訪問看護の範囲は広く、小児はもちろんどの年代でも受けることが可能です。訪問看護には、医療保険を利用したものと介護保険を利用したもの、自費の場合があります。自費の場合を除き、医療保険と介護保険では自己負担額が異なる他、利用回数なども異なるために事前に確認することが大切です。具体的には、介護保険では利用限度額が、医療保険では利用回数と利用時間が定められています。

小児のうちに訪問看護を受ける必要性とは

小児のうちに長期的な入院をすることによって、子どもだけでなく家族にもさまざまな影響があることが考えられます。まず、家を離れて病院で生活することによって、親との時間が少なくなってしまうのが第一。親とのコミュニケーションが少なくなってしまうことによって、子どもが精神的なストレスを抱えてしまうことがあります。さらに、長期の入院は心理的発達にも影響を及ぼしてしまうことも。小児だからこそ、親との時間を過ごすことができる訪問看護が大切です。

小児の訪問看護の実態は厳しい

しかしながら、小児向けの訪問看護の実態は厳しいのが現状です。小児科医の不足や病棟の閉鎖などを根底に、小児科向けに訪問看護を行っている医療機関は全国的に少ない状況にあります。しかし、小児科の訪問看護が衰退していっているわけではありません。新規に小児科向けの訪問看護に乗り出す取り組みも行われています。また、医療機器についても小型化が進み自宅でも用意に使用できるように開発も行われている状況です。小児向けの訪問看護を受けたい場合は、まず周辺地域で対応できる医療機関があるかどうか確認してみましょう。

小児の訪問看護の特徴

小児の訪問看護は、一般的な訪問看護と同様に医療的なケアの他、生活の補助などが行われますが、一般的な訪問看護と比べて特徴的な面もあります。まず、小児の場合、心身的にも精神的にも成長することが考えられます。小児の訪問看護の場合は、子どもの成長を見越して訪問看護の計画を立てたり、看護師と親が連携したりすることが大切です。さらに、小児の場合は生活支援に加えて教育も大切なこと。看護面だけではなく、教育面でもしっかりサポートやアドバイスを行ってもらえる医療機関を選択することも小児の訪問看護では重要です。

小児という、親と一緒にいることが大切な時期だからこそ訪問看護は重要な役割を持っています。小児でも訪問看護の状況をしっかり把握して、子ども状態に合わせて訪問看護を利用しましょう。