訪問介護について About Home Nursing

家族看護休暇がとれる?

  • サービス内容
  • 制度による違い
  • 利用条件
  • 利用回数や時間数
  • 開始までの流れ
  • 訪問看護料金
  • 在宅看護とは
  • 家族看護とは
  • もっと知る

厚生労働省の定める法律により、職場で家族の介護や看護のために休暇を取ることができます。特に、看護に関わる休暇にはどのような決まりがあるのでしょうか?

子持ちであれば知っておきたい休暇制度

家族看護休暇とは、主にこの看護休暇制度のことを指します。会社に申し出ることによって、子どもの看護のために休暇を取ることができるというものです。しかし条件があり、対象の子どもが小学校就学前でなくてはなりません。けがや病気はもちろん、予防接種や健康診断を受けさせる場合も看護休暇を取得することができます。ただし、1年間に取得できる日数は1人5日まで、2人以上は10日までと決まりがあるので注意が必要です。

労働者は全て看護のために休暇がとれるのか?

継続して一定の日数を就労している場合は、男女共に看護のために休暇を取得することができます。しかし、週の所定労働日数が3日に満たない場合や、6ヶ月以上継続して勤務していない場合は対象外です。事業主は休暇の対象としなくても良いことになっています。ただし、看護休暇を取得できる権利があるにも関わらず事業主が拒否した場合は、事業主の主張は認められません。上手く話がまとまらない場合は、雇用保険事務所を通すのも一つの手段です。

看護休暇を取得した場合は給与が発生しないことも

看護休暇は法律上取得できることになっていますが、休暇中の給与に関しては特に法律上では取り決めが行われていません。これはつまり、事業所の判断に委ねられているということです。事業所が独自に取り決めているということは、休暇中の給与が発生しないと言うこともあるということ。中には、有給として看護休暇を消化できること業所もあります。いずれにしても、事業所ごとに看護休暇の扱いは異なるので、一度会社に確認を行ったり、就業規則をしっかり確認してみましょう。

看護休暇を取得するには?

看護休暇を取得するには、法律上は会社に申し出るということしか決められていません。当然看護休暇を取得する方法は、会社によっても異なってきます。申し出の方法は、書面であったり口頭であったりとさまざまな方法があります。一度確認して見ると良いでしょう。また、会社によっては、看護の事実確認のために、医療機関の領収書だったり、看護の事実が証明できる書類だったりを求められることもあります。看護休暇を取得する際は、事前に確認する以外にも万全の準備をしておきましょう。

看護休暇は、基本的に子どもの看護のための休暇です。うまく活用するためにも、会社での看護休暇の際のルールをしっかりと把握しておきましょう。