訪問介護について About Home Nursing

訪問看護で点滴を受けたい

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訪問看護において、点滴を受けたい場合はどうすれば良いのでしょうか?訪問看護での点滴を受ける際の注意点をまとめてみました。

訪問看護で点滴は受けられる?

訪問看護は自立支援を目的としたものですが、場合や症状によっては訪問介護時に点滴を受けることは可能です。しかし点滴を行うにあたって、医師や看護師の判断が必要となります。訪問看護の利用時に点滴を受けたい場合は、まずかかりつけの医師や訪問する看護師に相談を行いましょう。さらに、訪問看護が介護保険で行われているものなのか、医療保険で行われているものなのか、実費なのかによっても対応が異なるので、どのような状態で訪問看護を受けているのかもしっかり把握しておきましょう。

過去には点滴が受けられなかった

2014年の診療報酬の改正以前は、訪問看護で点滴を行った際の実質的な請求先がなく、介護保険の訪問看護の利用者は点滴を受けられないのが実情でした。現在では、介護保険での訪問看護者は、医療保険での訪問看護者同様に週3回以上でも点滴を受けることができます。特に、これまで訪問看護において点滴を受けたくても受けられなかった場合は、法改正により病院の対応もまた変わっているはずです。再度点滴を受けたい旨を病院に相談すると良いでしょう。

訪問看護での点滴の範囲は決まっている

応急での点滴以外は、看護師の判断ではなく医師の判断は必要になってきます。慢性的な看護など、ほとんどのケースは医師の判断を仰ぐことになるので、事前に点滴を受けたい旨を伝えておくことが大切です。さらに、短時間の点滴などは医師の指示の元、通常の看護師でも対応できますが、抗がん剤など強い薬物の注入などの場合は一定の教育を受けた看護師でなければ実施することができません。応急処置の場合以外は、すぐにできるものではないということを理解しておきましょう。

点滴を受けるには条件もある

訪問看護では、誰しもが点滴を受けられるわけではありません。在宅での看護を余儀なくされている状況や本人の判断ではなく、医師が点滴を必要だと判断した場合にはじめて訪問看護で点滴を受けることができます。さらに、在宅で点滴を行うため、点滴の管理についても細心の注意が必要です。利用する方の条件の一つには、点滴について医師などからしっかり説明を受け、利用者または家族が内容をしっかりと理解しているというものも含まれます。

訪問看護での点滴は可能ですが、訪問看護での点滴が受けたい場合は一度、医療機関に相談することが大切です。