ご利用事例 The Usage

目的で探す独居のため住み込みの家政婦を雇っているが、自身の高齢に伴い健康管理もお願いしたい

このケースに当てはまる利用者像

対象者 90歳女性 糖尿病 ご家族の
状況
独居、他県に長女夫婦が住んでいる。
対象者の
状態
◇独居のため、生活周りのサポートもナースが実施。
◇特に血糖値管理をメインとした健康管理、体調管理を含めた生活支援を24時間行っている。
介護保険であればヘルパーが実施する生活支援も含めてナースが実施しているので、ご本人の状態把握は万全。

訪問看護(介護)で行ったケア

掃除洗濯などすべての日常生活の援助も合わせて24時間の看護サービスを実施し、血糖管理として食事のコントロールを行い、内服やインスリン管理も行っている。また、高血圧、不整脈、慢性心不全の持病があり、水分バランスの管理などの循環不全の予防を行っている。

介入してから一度入院したが、その際は、病室にも24時間付き添って看護提供を行った。入院中、嚥下機能の衰えにより、退院時はペースト食しか食べられない状態だったが、日々食事介助していく中で嚥下能力が上がっていることに気づいた為、徐々に食事形態を普通食に近づくように切り替えていき、現在は入院前と同じ普通食を摂取できるようになった。

年齢とともに体力も落ち、3年前は、歩行器を使用し歩行できていたが、最近はベッド上で過ごすことが多くなってきている。そのため、食事の時などに車いすに移動する声掛け、援助を行っている。

↓

行ったケアによる効果

介入当初は血糖値が高値であったが、看護師が介入してから、1か月の平均血糖値が、正常範囲まで落ち着いている。歳を重ねるごとに年齢相応の物忘れはあるが、看護師が薬剤管理、水分管理を徹底して行っており、2回/週往診に来る医師とも連携を図り、心不全などの持病が悪化することなく経過している。

入院の際に落ちた嚥下機能だが、毎食付き添い援助していく中で、機能改善を見逃さずに介入し、入院前と同じ食事形態まで戻すことができた。日中、ベッド上で過ごされるとともに、排泄もオムツを使用していたが、食事の際などに車いすに移乗する援助を続けていたところ、再びポータブルトイレで排泄されるようになってきている。

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