介護疲れを感じている
このケースに当てはまる利用者像
対象者 | ご主人(60代) | ご家族の 状況 |
奥様のみ(同居) |
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対象者の 状態 |
がんの外科手術と再発を繰り返す。抗がん剤治療も行なっている。 以前の自立した状態から、徐々に症状が進行し、状態が低下している状態。 |
このケースによくあるお悩み
- 数年間の長期に渡るがんの治療。
- 副作用のつらさや、気力減退、治療方針への迷い、うつ状態など、精神的に不安定な状態。
- 闘病に寄り添う家族にも大変な心労がある。
このケースの訪問看護の利用例
- 週1回、ご家族が休息を取るために定期的に訪問看護を利用。
- 腎ろう部ガーゼ交換、保清、足のマッサージなど。
※腎ろう:尿管から膀胱への尿の流れが悪くなった場合、皮膚から腎臓の一部にカテーテルを挿入し、そこから尿を排出すること。

訪問看護をご利用される方へのアドバイス
- 1.定期的にご家族の”休看日(看護を休む日)”を設けて、無理なく介護生活を続けましょう。
長期療養において、ご家族の生活が破綻してしまっては、介護対象者を支える人がいなくなってしまいます。ご家族が無理をしすぎていないか、現在の介護生活が長期間継続可能か、振り返って考えてみることも大切です。 - 2.看護師に療養上のお悩み・不安などについてのご相談ができます。
長期化する闘病生活では、ご家族の精神的な健康を維持していくことも大変重要です。
看護師は、ご家族の療養上のお悩みに耳を傾けたり、医師の治療方針について分かりやすくご説明するなど、ご家族の不安を解消する役割も果たします。
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