第25回 プライベート看護を「すぐ利用したい」
プライベート看護サービスでは、「すぐにでも利用したい」という方や、「ちょっと話を聞いて、必要になったらまた連絡する」という方まで、緊急度の異なる様々なご相談をいただいております。
どのようなご相談でも、最初のお問い合わせから利用開始までの流れは下記の通りです。
- 【1】お問い合わせ(無料)
- ・
お電話、メール、またはホームページのフォームからお問い合わせください。
- ・
お話いただける範囲で「対象者様の状態」「療養環境」「ご希望の利用日時・場所」などを伺い、利用法をご提案いたします。
- ・
お見積書は無料で作成いたします。面談によるサービス説明、ご相談も無料で承ります。
- ・
- 【2】ご依頼、事前準備(無料)
- ・
正式にご依頼いただく際は、改めてご連絡ください。
- ・
対象者様、ご家族を訪問し、契約書を交わします。対象者様のご状態を直接確認させていただき、ご家族に利用方法(ケアの内容、回数、時間、など)をお伺いします。
- ・
主治医に「看護指示書(当社宛)」の作成をお願いします。
- ・
主治医、病院看護師、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、訪問看護ステーションなど、関係担当者から医療情報を教えていただきます。
- ・
- 【3】利用開始
「お問い合わせ」から「利用開始」までにかかる期間は、ご依頼の内容により異なりますが、概ね1週間程度です。中にはお問い合わせ当日の内に利用開始に至るケースもあれば、1年ほどご検討いただいてから利用を開始されるケースもあります。
今回の事例紹介では、プライベート看護を「すぐ利用したい」と希望され、問い合わせの翌日から利用をスタートしたターミナル期の対象者様をご紹介します。
この事例の基本情報
事例 「プライベート看護をすぐ利用したい」
対象者とそのご家族の基本情報
対象者 | Kさん、80歳代前半男性。肝臓がん末期。病院で治療を受け、退院の準備中。 | ご家族 | 奥様、長女夫婦と同居。 |
---|
ご要望
・「最期は自宅で」という本人の希望を叶えたいが、不安なので看護師に居てほしい。
・問い合わせ翌日の退院日から看護師に来てほしい。
当社が提供したケアの内容
・見守りを中心に、口腔ケア、排泄ケア、清拭などの看護。
・夜間の見守りを看護師に任せていただき、その間ご家族にはゆっくり休んでいただく。
本事例のポイント
・ご家族が休んでいる間、夜間帯の看護全般をご提供。
・問い合わせの翌日にサービス提供を開始。
その他の利用事例
- 第28回 遠方の病院への転院
- 第27回 遠方で行われる結婚式への出席
- 第26回 ご家族の睡眠をサポートする「夜間の在宅看護」
- 第25回 プライベート看護を「すぐ利用したい」
- 第24回 他事業所の「家政婦」「ホームヘルパー」サービスとの併用
- 第23回 毎月1回の定期訪問–お母様外出中の娘様の看護‐
- 第22回 通院付き添い-「定期通院」と「入院中、別の病院で受診」‐
- 第21回 有料老人ホームでの看護-医療依存度が高い方の入居をサポート‐
- 第20回 これから在宅介護をはじめるご家族の不安を軽減〜 退院直後の集中サポート 〜
- 第19回 対象者様の生活に合わせた介入
- 第18回 いつまでも元気で独居を続けたい
- 第17回 疾患を抱えてもずっと自宅で過ごせるように
- 第16回 呼吸器のリハビリを通してQOLを高める
- 第15回 入院中のリハビリを在宅でも
- 第14回 100歳を目指してリハビリ ~残された能力を最大限に~
- 第13回 最後まで自立した生活を ~認知症の母に娘が望むこと~
- 第12回 介護者不在時の代替看護 ~難病と向き合う家族~
- 第11回 住み慣れた自宅への帰宅 ~入院中の一時帰宅~
- 第10回 沖縄への2泊3日の船旅 ~転院時の看護師付き添い~
- 第9回 娘さんに生まれてきた余裕 ~退院直後の家族支援~
- 第8回 新郎の母を結婚式に参加させたい ~結婚式の看護師付き添い~
- 第7回 末期がん患者と親友との最期の温泉旅行 ~病院からの一時外出~
- 第6回 ご自宅での看取り看護 ~早朝・夜間・深夜の長時間看護~
- 第5回 “食べたい”欲求が強い母 ~自宅での糖尿病の治療~
- 第4回 無理をしすぎない家族の介護 ~昼間一人きりになる患者さんの訪問看護~
- 第3回 「最期まで夫を看てあげたい」 ~がん終末期の訪問看護~
- 第2回 「奥様が歩けるようになりました!」 ~自宅でのリハビリ~
- 第1回 「わたしだけの看護師が欲しい」 ~難病患者の精神面の看護~