訪問介護について About Home Nursing

第24回 他事業所の「家政婦」「ホームヘルパー」サービスとの併用|詳細

  • 自費の訪問看護(プライベート看護サービス) の特徴
  • 実際のご利用事例
  • サービス利用者の声
  • サービス品質への取り組み
  • ご利用までの流れ
  • ご利用料金について
  • データで見る自費の看護
  • サービスラインアップ
 

事例(1) 家政婦サービスとプライベート看護サービス

1.家政婦サービスとプライベート看護サービス

 Gさんは80歳代後半の男性、旅行や趣味の活動で毎日を活発に過ごしていました。お一人暮らしで、数十年来の付き合いがある家政婦さんに家事全般を任せていました。ある時、Gさんは肺炎で入院。胃ろう造設の治療を受けまました。

 胃ろうの管理、ADLの衰えや高齢の不安もあり、息子様は施設入居を提案しましたが、Gさんは「いつまでも住み慣れた自宅で過ごしたい」と希望されました。息子様は、家政婦では対応できない医療行為(胃ろうの管理)や、身体介助を自宅で提供するサービスについて、病院の医療相談室の退院調整看護師に相談しました。退院調整看護師は「介護保険の訪問看護」と「プライベート看護サービス」を紹介。息子様は、プライベート看護サービスの「訪問時間の上限無く自由にスケジュールを組める」点に興味を持ち、当社に問い合わせました。

 問合せを受けて当社看護師が病院を訪問、Gさん、息子様、退院調整看護師と面談しました。当社看護師は「胃ろうの管理を含む看護全般」と「ADL維持のためのリハビリ介助」の提供を提案しました。Gさんと息子様でご相談いただき、正式にご利用依頼をいただきました。看護師の訪問時間は、胃ろうの管理の時間と、息子様夫婦が土日にGさん宅に滞在することを考慮し、平日5日間9時-17時半に設定しました。当社看護師は事前準備として、病院の担当看護師からGさんの看護について、理学療法士からリハビリについてレクチャーを受けました。

 Gさんの退院当日から看護師の訪問が始まりました。看護師は朝・昼・夕の胃ろう管理と、歩行や嚥下(飲み込み)などのリハビリ介助を実施しました。リハビリ介助として、看護師は主に歩行・嚥下機能アップのための運動をサポート。「Gさんの状態を観察して、体調に応じてリハビリの実施・休止を判断してほしい」との理学療法士の指示に従い、看護師はGさんと相談しながら日々のリハビリの実施・休止を判断しました。定期通院日には看護師がお付き添いし、医師や理学療法士の診断に同席。看護師はGさんに代わって日々の様子を医師・理学療法士に説明し、今後の療養・リハビリの方針について説明を受けました。通院日以外にも、Gさんの体調の良い日は近所の散歩や買い物にお付き添いました。

 看護師の訪問・退出時は家政婦さんとGさんの状態の申し送りを行い、お互いの認識にズレが無いよう徹底しました。家政婦さんは家事全般のほか、看護師不在時のGさんのケア(ベッドからの起き上がりや移動の介助)も行いました。看護師は家政婦さんが適切なケアを行えるように、適宜ケアのポイントをアドバイスしました。

 退院後1年ほど経過した現在、Gさんの体調は良好でADLも保たれており、胃ろうではなく口からの食事が増えています。趣味への意欲も戻ってきたようで、趣味仲間の集会に出かける機会も多くなりました。

事例(2) 自費ヘルパーサービスとプライベート看護サービス

2.自費ヘルパーサービスとプライベート看護サービス

 Hさんは脳梗塞の既往があり、同居する奥様と自費ヘルパーサービスのケアを受けながら自宅で療養していました。ある時、インフルエンザのため入院。長期間の入院療養で体力が低下し、鼻からの経管栄養のケアが必要になりました。

 「なるべく早く自宅に戻りたい」と希望するHさんのために、奥様は経鼻経管栄養の管理の手技指導を受けましたが、持病のため手先の動作に不安があり、早期の手技習得は困難でした。奥様は自宅療養について病院の医療相談室ソーシャルワーカーに相談し、介護保険の訪問看護サービスの利用を決めました。入院前に利用していた自費ヘルパーサービスの継続利用も検討しましたが、ヘルパーには医療行為を頼めません。介護保険の訪問看護サービスの利用時間以外の医療行為・看護を任せるサービスとして、「看護師の自費サービス」の利用をソーシャルワーカーに相談すると、プライベート看護サービスを紹介されました。

 奥様から問い合わせを受けた当社看護師は、奥様と面談してサービス内容をご案内しました。当社の看護サービスの説明を受けて、奥様はプライベート看護サービスの利用を希望されましたが、一方で費用負担を心配されました。当社看護師は、費用負担を軽減する利用法として、Hさんが入院前から利用している自費ヘルパーサービスとプライベート看護サービスの併用を提案しました。看護師とヘルパーを「医療行為の有無」「状態の安定期と不安定期」などの場面によって使い分ける利用方法を当社看護師が説明、奥様はサービスの併用を決めました。奥様、Hさんの担当ケアマネジャー、ヘルパー事業所担当者、当社看護師で利用方法を相談し、「介護保険の訪問看護は平日昼間に訪問する」「経管栄養がある日中から夕方にかけて当社看護師が毎日訪問、見守りが中心の夜間帯はヘルパーが毎日訪問する」スケジュールを組みました。

 Hさんの退院当日から看護師の訪問は始まりました。「夫が自宅での生活に慣れるまでは、看護師さんに長時間付き添ってもらえると安心できる」との奥様の希望で、退院直後の1週間は「看護師8時-20時・ヘルパーさん20時-8時」の訪問スケジュールを組みました。看護師は、経鼻経管栄養の管理、全身の状態観察、清拭、口腔ケアをご提供しました。看護師とヘルパーさんの交代時には申し送りを行い、Hさんの状態について認識にズレが無いよう徹底しました。看護師はヘルパーさんにケア(体位交換や排泄介助など)のポイントや注意点を適宜アドバイスしました。

 退院から8日目以降は、「看護師10時-20時・ヘルパーさん20時-10時」に訪問スケジュールを変更。退院から3週間目からは、奥様が次第にケアに慣れてきたこともあり、「看護師15時-20時・ヘルパーさん20時-15時」にスケジュールを再度変更しました。

 その後は、「Hさんの状態が不安定な際は看護師の訪問時間を増やす」など、状況に応じて訪問時間を調整。退院から半年が経過した現在、Hさんの状態が安定していることもあり、当社看護師とヘルパーさんの利用回数・利用時間スケジュールを再度ご検討いただいております。

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