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脳梗塞発症で全介助状態(詳細)

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1.はじめに

 高齢であったとしても、いつまでも健康で元気に過ごしたいというのは万人の願いです。その願いは、家族に対しても同じで、高齢になった親が病に倒れたとしても、また元のように元気になってほしい、少しでも回復してほしいと願う方は多いことでしょう。本ケースは、お父様が脳梗塞で倒れた後、主にリハビリを目的として私たちのサービスをお使いいただいたケースです。

2.父親が脳梗塞で倒れた

 お父様が脳梗塞で倒れたのは約3年前。大学病院に救急搬送され、一命は取り留めたものの、全介助状態になってしまいました。つい先日まで家族と会話を交わしていたのに、病院のベッド上のお父様はアイコンタクトも難しい状況です。約3週間の入院期間を経て、危機的な状況は脱しました。

3.できるだけ早く退院させたい

 最近は、在院日数を短くするため、大学病院のような急性期病院には長く入院することができません。本ケースでは個室病棟に入っていたため、多少入院期間が長くなっても大丈夫であったようですが、退院後の行き先については早めに決める必要に迫られていたようです。一旦リハビリを専門とする病院に転院してから自宅に戻るのか、それとも退院してすぐに自宅に戻るのか、ご家族としては悩まれたそうです。ただ、ご家族としては、このまま入院していても、これ以上状態が良くなるとは思えなかったため、できるだけ早く退院させたいというのがご希望であったようです。

4.自宅で療養、家族で介護

 悩んだ結果、退院後は自宅に戻り在宅で療養することを選択されました。もともとご長男様、ご長女様が同居されておられたので、介護のマンパワー的には恵まれていたことと、病院で居るよりは自宅でリハビリを行った方が、お父様との時間を共有できると考えたからです。

5.家族で介護する限界が見えてきた

 介護力としては、奥様、ご長男様、ご長女様が主要なマンパワーでしたが、会社経営もされておられたため、自宅でのケアはなかなか大変だったようです。とはいえ、自宅に連れて帰られたことはご本人にとって非常によかったようで、少しずつですがコミュニケーションを取ることもできるようになったようです。それでも在宅療養が始まって1年が経過しようとしていた頃、やはり体力的な限界も見え始めたようです。このままでは、お父様にとってもよくないと話し合われた結果、外の力を借りるということで意見が一致されたのでした。

6.看護師による専門的なケアを

 外の力を借りると言っても、自分たちの生活援助のようなものは意味がなく、やはりお父様のケアにとってプラスになるような専門的な協力を得ることが必要と判断されたようです。とにかく、お父様のケアを最優先に考えるという点ではご家族の意見は一致されておられたので、あとは事業者を探すだけでした。懇意にしている大学病院の先生に情報を求めたところ、弊社の情報をお聞きになり、我々に連絡がありました。
 せっかく1年間家族でがんばってきたのだから、努力を無駄にしたくない、家族よりも質の高いケアを実現したいというのがご家族の想いでした。そこで、生活リハビリを充実させることで、今より少しでもADLが向上するようにケアメニューを作りました。週に3回看護スタッフが訪問し、6時間程度のケアを提供しました。日常的なケアはもちろんのこと、毎回リハビリメニューを盛り込みました。状況を見ながらのリハビリはご本人にとって非常によかったのでしょう、ご家族だけのケアの時よりも格段によい反応が出るようになりました。ご家族としては1年間状態の推移を見てきましたから、その違いをしっかりと認識できたようです。看護師が定期的にまとまった時間介入することで、これまでになかった成果が見られるようになったのです。

7.最期まで尊厳を持って生きてほしい

 約1年間、リハビリ中心のケアを提供させていただきました。その間、今までに見られなかったような反応も見られ、最期まで状態が向上するという希望のある在宅療養にできました。ご家族としては、自分たちだけでもがんばり、さらに専門家を入れることで質の向上も図れたということで、非常に満足されておられました。寝たきりの状態であったとしても、ご本人に残っている能力に着目し、ご本人に合わせたケアをすることで、良い状態を保つことが可能だったのです。在宅の持つ力とご家族の想い、そして専門家による的確なケアによって最期まで尊厳のある療養生活が実現できました。私たちのサービスは、ご家族の想いに応えることも重要なミッションですから、可能性がある限り、ご本人にとって一番よいケアが何かを考え、最期まであきらめないケアを提供いたします。それがご家族にとっても悔いの残らない在宅療養になれば、こんなに嬉しいことはありません。

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