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親の介護をする時の心構え

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もしも突然親の介護が必要な状態になってしまったら、事前の対策や心構えは十分でしょうか。親の不安をあおらないためにも、運命の日を迎える前に対策しておきませんか。介護の心構え4つをまとめました。

ひとりで抱え込む状況をつくらない

介護は意外にも労力を必要とするものです。ひとりですべてを抱え込もうとすると、精神的にも身体的にも追いつめられてしまい、介護が長続きしません。ひとりだけが負担をする状況を避けるためにも、兄弟や親族などと今後の方針や役割分担について積極的に話し合うことが大切です。
また実際に介護をはじめてからも、心身に負担を感じたら周りに相談できるような環境を作っておくことも重要です。家族のみならず、地域包括支援センターなどの行政支援も積極的に活用しましょう。

介護を考えた仕事のあり方にシフト

仕事と介護を両立できずに、職場を離れてしまう「介護離職」と呼ばれるケースが年々増えています。当然職場を離れてしまうと、経済的に生活を続けていくことが困難になる場合も少なくありません。
できることなら、仕事を続けながら介護も行うスタイルが理想的です。本格的に介護が必要になる前に、上司に相談するなどして仕事の環境を整える、もしくは会社の休職制度などをうまく利用するなどして今のうちに対策をしておきましょう。現状、仕事と介護の両立が難しい場合は、転職を念頭に置くこともひとつの手段です。

親の気持ちをしっかり汲み取る

介護にあたって、事前に親の意見を聞いておくことも大切です。中には、施設ではなく自宅で生活をしたいという希望もあるでしょう。親の気持ちを無視した介護は、双方にとって良くありません。どのような介護サービスを受けたいのか、延命治療を希望するのか、普段から積極的に話し合いの場を設けるようにしましょう。
また、介護はいつはじまるか分かりません。普段から親の健康状態について把握しておくことも重要です。かかりつけ医などとの連携も取っておくようにしましょう。

介護について事前に調べる

介護保険をはじめ、実際に介護が必要になって初めて利用できる制度もあります。事前に介護保険などについて理解を深め、積極的に活用することが賢い選択です。介護保険についてよくわからない場合は、地域包括センターなど介護に詳しい公共施設で事前に相談をしておくといいでしょう。事前に介護関連の制度について理解を深めておくことで、実際に介護が必要になった時に焦らずに済みます。また、すでに親が要支援などの認定を受けている場合は、現状に合った介護のスタイルを知っておくことも大切です。

突然親の介護が必要になることもあります。介護が必要だからと焦る前に、事前に心構えを持って行動しませんか。ある程度準備をしていくことで、落ち着いて行動できるはずです。