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近年、身近な症状として知られるようになった認知症。患者数は年々増加しているといわれていますが、実はさまざまな原因や種類があり、「認知症」と一言で片づけてしまうのも難しい病気です。今回は、認知症の中でも特に発症者が多いものについて紹介します。

患者の半数以上が該当する「アルツハイマー型認知症」

アルツハイマー型認知症は、認知症患者の大部分を占めるものです。特に、40歳を超えたあたりから患者数が増加する傾向にあります。他の認知症の種類と比べると、症状の進行スピードが遅いことが特徴ですが、特に治療などをしないでいると確実に悪化するので注意が必要です。
アルツハイマー型認知症の原因は、脳内部で異常なたんぱく質が増加して、脳細胞が破壊されることによります。初期段階では、執拗に買い物をしたり、自分の生年月日が分からなくなったりするなどの症状がみられます。放っておくと意思疎通が取れなくなる、被害妄想をするなどの重度な症状に発展していくため、周囲が異常に気付いたら早期に対処することが望ましいです。

脳の病のあとに気をつけたい「脳血管性認知症」

脳血管性認知症は、アルツハイマー型認知症の次に患者数が多いと言われている認知症の一種です。脳の血管が詰まったり破裂したりするなどで脳細胞が減少していくことが原因の認知症で、脳血管の病気である脳梗塞やくも膜下出血の後遺症として引き起こされます。
脳細胞が破壊されてしまった場所では、正常に脳が機能しないため、感情のコントロールが難しくなったり、判断力が鈍ったりなどの症状が現れます。また、体の一部で麻痺を併発しやすいことも脳血管性認知症の特徴です。

若年でも無視できない「前頭側頭型認知症」

アルツハイマー型認知症が脳の内側やてっぺんなどで細胞が破壊されるのに対し、前頭側頭型認知症は、おでこ側や脳の側面の脳細胞が破壊される認知症です。原因はまだ明らかにされておらず、年代問わず若年層でも発症する認知症のひとつでもあります。
症状としては、暴力的になる、同じものを連日食べ続ける、同じ行動を繰り返すなどが挙げられます。認知症と言っても記憶がなくなるのではなく、言動に異常がみられることが特徴です。前頭葉は思考や感情を司る部分であるため、理性的な行動を取ることが難しくなります。患者本人が認知症であると自覚できていないケースも多く、病院へ行くことを拒んでしまう人もいるようです。

幻覚や幻視が起こる「レビー小体病」

レビー小体病は、レビー小体と呼ばれるたんぱく質の発現で脳細胞が破壊される認知症のことです。女性患者よりも男性の発症率が2倍と高く、全認知症患者の約2割がレビー小体病を発症していると言われています。
レビー小体病の特徴は、幻覚や幻視が起こることです。さらに、幻視などは症状の初期段階で現れます。また、レビー小体病は記憶障害や手足の震えなど、アルツハイマーやパーキンソン病に似た症状も現れる場合があります。

認知症には、紹介した病名の他にパーキンソン病やアルコール性認知症などがあります。いずれも家族など周囲の人が異常な行動に気付いたら、早期に医療機関を訪れることが大切です。