上手なご利用方法 The Usage

お困りごとで探す末期がんで胃ろうや排泄の援助があり、慌ただしい結婚式に親族だけでは援助が困難

このケースに当てはまる利用者像

対象者 50歳 男性 ご家族の
状況
妻、長女、長男
対象者の
状態
◇末期がんでPEG造設、尿バルンカテーテル挿入中。
◇高次脳機能障害もあり、指示が入らずADL全介助。

訪問看護(介護)で行ったケア

 ご家族と病院看護師から情報収集を行い、プランを立案し、持参物品やタイムスケジュールなどのチェックリストを作成した。神社・ホテル双方にも伺い、それぞれのタイムスケジュールや会場の構造とご本人の状態を照らし合わせながら、打ち合わせを行った。

神社は、石段を登ったり、畳の上でのお式だったりと車いすでは一見難しい構造ではあったが、力仕事の石段は神宮さんが手伝ってくれ、畳に対しては、神社側が茣蓙を用意してくれたことで車いすでも不自由を感じることはなかった。  

神社からホテルでの披露宴まで時間が空いたが、事前に打ち合わせをしたことでホテルの部屋でPEG注入や休憩を行えた。ホテルでは、ご本人専用のスタッフが一人付いて、会場移動の際に手伝って下さったり、披露宴中の次の動きなどを報告して下さったりと連携して援助を行った。
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行ったケアによる効果

 事前に家族、医療従事者、会場と打ち合わせをし、綿密なプランを立てることで、会場も全面的に協力して下さり、ご本人・ご家族に負担をかけることなく、どの会場でも優しさにあふれたアットホームなお式、披露宴を過ごしていただくことができた。神社という、完全バリアフリーではない特殊な場所も、様々な方のご協力で不自由なく過ごしていただけることができた。

 高次脳機能障害があり、結婚式に列席されていることも認知されていないはずだったが、義姉が、泣きながら「良かったわね」と声をかけられると、顔をしかめて泣いたような表情をされた場面もあった。
妻からは「安心して一日を過ごすことができた。こんな状態でも、一緒に結婚式に列席できて本当に良かった」と、ご長男からは、「いつか自分が結婚する時もお願いしたい。またよろしくお願いします」とのお言葉を頂いた。

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