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ご利用事例 The Usage

患者様の容態で探す 寝たきりで、ADL全介助。経口摂取もほとんどできず、24時間持続点滴をしている

このケースに当てはまる利用者像

対象者 80歳代 男性 ご家族の
状況
妻、長男夫婦、次男夫婦
外泊当日は妻、長男の嫁、次男の嫁が自宅に宿泊
対象者の
状態
◇ADL全介助。経口摂取もほとんどできず、24時間持続点滴をしている
◇尿バルンカテーテル挿入中
◇殿部に褥瘡があり、エアーマット使用中

訪問看護(介護)で行ったケア

ご本人の帰宅に対する希望が特に強かった。外泊中に急変する可能性もあったが、ご家族は覚悟された上での外泊であった。1泊2日の外泊で、初日は病院からお付添い。介護タクシーに同乗し、移動の介助も行った。介護未経験のご家族で不安も強かったため、なるべく一緒にいてケアをすることを心掛けた。。

ご自分で動くことができないため、体位変換が必要であり、ご家族に一つずつ注意点を説明しながら行った。ご本人は自作のベッドに休まれ、落ち着いた表情。その後色々と訴えがあったが、ご家族は慣れないながらも、ご本人の希望に沿えるよう精一杯対応されていた。

また、尿バルンカテーテルや夜間の観察ポイント、急変時の対応についても説明。連絡先一覧を記載し、電話の横に貼って頂いた。翌朝再度訪問。夜間は特にお変わりなく過ごされたとのこと。ご家族も「思ったより眠れました」と落ち着いた表情。ご本人も帰院を拒否することなく、穏やかであった。
↓

行ったケアによる効果

介護未経験のご家族であったが、体位変換を何度も看護師と一緒に行い、ゆっくり時間を過ごすことで少しずつ慣れ、安心された様子。この外泊の数日後、この方はお亡くなりになった。

体位変換や尿バルンカテーテルの管理等を病院で習得されてからでは、外泊のタイミングを逃してしまったかもしれない。思い立った時にすぐに実行に移せたことで、自宅に帰りたいというご本人の希望を叶えることができた。

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